教授からのメッセージ

このたび2013年11月1日付で、筑波大学医学医療系皮膚科教授を拝命致しました。筑波大学は、1973年に新構想大学として設立され、研究学園都市というユニークな環境の中、先進的な教育や研究に積極的に取り組むという特色をもつとともに、茨城県の地域医療においても重要な責務を担っています。このような多様なミッションを果たすべく、今後全力を尽くす所存です。

筑波大学皮膚科は、1976年に初代の上野賢一名誉教授が就任されたときにはじまり、1991年より2代目の大塚藤男名誉教授が主宰され、皮膚悪性腫瘍・皮膚外科、神経皮膚症候群などの分野で大きな貢献をしてきました。私は、これまで強皮症や皮膚筋炎など膠原病を中心に取り組んで参りましたが、このような新旧の特長を融合させながら、癌・自己免疫疾患をはじめとする難病の病態の解明と治療法の確立を目指して、全力を挙げて取り組んで参りたいと存じます。同時に、オールラウンドに良質の医療を提供することにより、地域の先生方や患者さんから信頼される診療科を目指していきたいと思っております。

私は1992年に東京大学皮膚科学教室に入局し、2005年からは金沢大学皮膚科学教室に参加しましたが、多くの素晴らしい師や仲間たちに恵まれてきました。教育・診療・研究を通じて、このような「人の輪」を作ることができるのは大学という組織の最大の長所だと思っています。今後、皆様のお力をお借りしながら、筑波大学や地域の方々とともにそのような輪を広げていきたいと存じますので、よろしくご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。

日本皮膚科学会「JDAレター」2013年12月号に掲載されたものを一部改変

藤本 学